7月末、被災地に行ってきたASAです。
西日本豪雨の被災地、宇和島市吉田町は国道からトンネルを抜けた所にある
海と山に囲まれたきれいな川も流れる長閑な田舎で、妻の実家があります。
帰省時、いつも通るトンネルを抜けるとそこは紛れもない被災地で別世界、
見慣れた景色は変わり果て、土嚢が積まれた片側通行の道路、
緑だった山は崩れて茶色い土がむき出し、土砂に呑まれた家はそのままで、
その先にあったはずの池は土砂で埋もれて山になっていました。
下方にあった実家は、かろうじて植え込みの石垣で土砂が止まり、
回り込んだ土砂が車庫や庭に入っていましたが、床上は何とか無事、
当時家は無人だったので人的被害はなく、帰省した際には、
道路はある程度片付き、飲めませんが水道も電気も来ていました。
ただ、大量の土砂がこの炎天下でカチカチに固まり、スコップが入らず、
まずツルハシで崩して掻き出し、一輪車で集積所に捨てに行くのですが、
とにかく酷い暑さと土埃、とりあえず暑くなる前の早朝から作業を開始し、
夕方まで延々この繰り返し、最初一人でどうしようかと思っていると、
自分の家も大変なのに近所の人等が続々と集まり手伝いに来てくれました。
二日目から市役所にボランティアを要請すると、香川から来てくれたという
女性を含む10名が、弁当、飲み物、ツルハシ等を持参で来てくれました。
服装はこの炎天下、二次災害防止のため長袖長ズボンに長靴、マスクに帽子、
手袋着用の完全装備、殺人的な暑さであっという間に汗だくになるので、
熱中症防止のため時間を決め、リーダーの指示で強制休憩し水と塩分を補給、
黙々と作業をし、終わると当然のことをしたというように黙って帰っていく、
ボランティアの方々には本当に頭が下がり、感謝の言葉もありません。
大きな災害の場合、行政は手一杯で、公的機関も動きがとれず、
ボランティアの方々に来てもらえなければどうにもならなかったと思います。
結局、実家はたいした被害もなかったことが不幸中の幸いでしたが、
人間一人で生きているわけではなく、また一人では生きていけない。
いざという時の助け合いのありがたさ、身に染みました。
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