伝統派空手

ASAです。

最近、空手の動画をよく見ています。
それもフルコンではなく伝統派と呼ばれる方・・・・・

空手は、どちらかといえばマイナーな格闘技でしたが、
「空手バカ一代」から脚光を浴びるようになり、
フルコンタクト空手、「K1」へと火がつきました。
しかし、逆に、寸止めの伝統派空手は実戦向きではないというような
イメージが広まり、伝統派空手への興味も薄れいったように思います。

しかし、今、達人と呼ばれる先生方の動画を見てみると
その強さというのが伝わってくるようで、
伝統派の空手、やっぱりすごいなというのが実感です。

見ていて、日拳等の近代格闘技と伝統派の空手、
いったい、何が違うのかなと考えてみますと
近代格闘技は、必ず相手は1人で、素手と決まっているので、
前だけに動きやすいように集中して構え、
素手を前提とした受けだけをすればいいのですが、
伝統派空手の構えや動きを見ていると、常に相手は数人、
それも素手ではなく武器を持っていると想定している、
だから、ああいう構え、動きになるんだと気がつきました。

相手が持凶器の場合は、1発でも受ければ致命傷となるので、
受け方は、ボクシングや日拳でよく使う、
腕を相手の拳と身体の間に入れるブロッキングではなく、
素手の殴り合いには不向きな、動きの大きい受けや払いが中心、

構えも相手に囲まれた場合、前だけに集中できないので、
すぐに方向転換できるような前屈立ちのようなスタンス、
突き方も日拳のように完全に腰を回し肩を入れ込んで打ち抜くのではなく、
後ろや横の相手にも即対応できるように肩を止めて拳を流さずに打ち、
すぐに引き戻す、といった感じ・・・・・
まあ、あくまでも私の勝手な妄想ですが・・・・・

よく伝統派空手とフルコン空手が比較されますが、
当然、フルコン空手は伝統派空手が元となっており、
その技術は「多人数、持凶器相手」の伝統派空手の技術を
「素手の対試合」用に磨き込み、特化させたもので、
車でいえば、ノーマル車とノーマル車をレース用にチューンナップした
改造車みたいなもの。
ノーマル車がいいのか改造車がいいのかはそれぞれの価値観の違いで、
そう考えると素手の対試合だけを基準にして、どちらがどうのというのは、
ちょっと違うかなという感じ・・・・・・

戦いの想定が違えば形が違う。ルールが変われば、技術も変わる。
「実戦的」とよく言いますが、
「実戦的」っていったい何なんだろうなと考えてしまいました。

(参考動画です。)

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