匿名ブロガーXです。
前回の続きで面突きの稽古についてです。
③後拳の際に前足が内側に締められているか
これは、後拳に限らず、前拳でも内側に締めておきます。
打撃格闘技の基本は内股です。
これは、突きの力を外側に流さずに正面に伝えるためです。
逆に組技系格闘技は足を外に開きます。
前足と膝を内向きに入れることで、後ろ足、腰、肩の回旋する力を止めて、前へと拳を打ち出します。
前の膝が外に向いていると突きの力が外に流れてしまい、真っ直ぐと突けなくなります。
野球のバッティングやボールを投げる時の前足と同じです。
④前拳と後拳が同じ場所を突いているか
これもありがちですが、前拳と後拳が全く別の場所を突く様子が多々見られます。
相手の顔は一つですので、同じ場所を突くように指導しています。
前拳の位置を目標として後拳を撃つように、そのために前拳を確実に相手の面を捉えるように指導しています。
⑤突いた際に拳が握り込めているか
これも少年部に凄く多いのですが、突きの際に手を開きがちです。
グローブの弊害といいますか、当たり前ですが、突きを握り込まないと強い突きは撃てませんし、パーの状態では突きではありません。
少年ルールでは、これでも勝てるかもしれませんが、武道的観点、格闘技的観点からすると疑問です。
なので、我が家の稽古では素手でも行います。
拳法を始めたころは、素手で私の身体に突きを打ち込ませていました。
甲斐あってか最近は身体で受けるのは少しキツくなってきました。
最近はミットやサンドバッグ(我が家にはサンドバッグがあります)にもグローブと素手の両方で打ち込ませています。
もちろん握り込むのは打ち込むインパクトの瞬間です。
それ以外は手を軽く開いて楽に構えます。
⑥突きがブレずに真っ直ぐと前方に突いているか
拳法の突き、いわゆるストレートパンチは全身の力を拳に乗せたパンチです。
これがブレると力が伝わらなくなりますし、また狙った場所に的確に撃てません。
真っ直ぐの突きは綺麗ですので、審判をしていても思わず一本を上げたくなります。
審判の心理を掴む上でも重要だと思います。
稽古の際のポイントとしては、遠くの壁に、向かってように、また、相手がいる場合は相手を突き抜けるつもりで撃つように指導しています。
あと、腕や肩が力んでしまうとブレやすいので注意してください。
⑦突きと同じ軌道で後拳を引いているか
パンチは引いた方が威力が上がるとかキレが出るとよく言われていますが、その辺りのメカニズムはよく分かりません。
ただ、突きを出しっぱなしにしていると、体制を崩しやすく、そこを相手に攻撃されると対応出来ません。
なので、引くことで突きを出す前の状態に素早く戻すことで、バランスを維持し、次の攻撃、または防御等に移すことが出来ます。
⑧全体的に体幹を維持出来ているか
攻撃するたびにフラフラと体幹がブレてしまうと次の動きに繋がりません。
これは⑦と同様です。
また、ブレた体幹では強い突きは撃てません。
インパクトの瞬間に全身を引き締めること、つまり極めを作ることで、強い衝撃が相手に伝わります。
極めが無ければ、相手に伝える衝撃が身体から逃げていきます。
突きの瞬間に拳を握り込むのも同じことです。
バランスが崩れそうになってもグッと我慢することで体幹が鍛えられますので、ブレない身体を作り上げてください。
長々と拙い指導ではありますが、お子さんの稽古に悩んでらっしゃるお父さん、お母さん方の参考になれば幸いです。
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稽古場所
土曜日18時30分から 枚方市立長尾中学校
〒573-0161 大阪府枚方市長尾北町3-3-1
日曜日17時00分から 枚方市立招提小学校
〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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