ASAです。
先週日曜日、久しぶりに招提道場に行きました。
長尾道場では高段者が多く、防具を付ければ即実戦で、
しっかりした「受け」や「形」をじっくりとやることはあまりありませんが、
「受け」は大切なので、当日の防具稽古ではいつもの実乱稽古ではなく、
基本の「受け」の形稽古をやることにしました。
というのは、初心者の人から、高段者とやると攻撃しても全く当たらないし、
当たる気がしないとよく言われるからですが、
何故、当たらないかというと、高段者になればなるほど、無意識に、
低段者に自分の意思で自分の狙ったところを打っていると思わせ、
実は、高段者がさばきやすい場所を打せ、
得意とするパターンに誘い込んでいるからです。
囲碁や将棋には、「定石」というのがあります。
「詰め将棋」や「詰め碁」のように、その形にはまれば、
先に攻めてきた相手にも必ず勝てるというものですが、
囲碁や将棋をやる人は、その定石をいくつも覚え、組み合わせ、
「布石」、つまり、後でこのためだったのか、と気づかされるような、
一見無駄に思える手を何度も打ち、いつの間にか自分の定石に誘い込んでいく。
拳法も同じで、高段者は、闇雲に攻めるのではなく、
自分の得意とする技を決めるために、フェイントという布石を置き、
プレッシャーをかけ、相手が攻撃せざるを得ない状況に持って行き、
自己の「定石」、必勝パターンに持っていくのです。
では、拳法での定石とは何かというと、それは、一つ一つの「形」・・・・・
「受け」の形、「攻め」の形、「受け即反撃」の反復練習、
空手や少林寺では、これを毎回いやというほどやり、
身体に覚え込ませ、無意識に出るようになるまで稽古します。
空手等の経験者と一緒に防具稽古をするときがありますが、
防具を着けた日拳流の実戦でも、それぞれの「形」通りきれいに受けて、
技を返してくるのにびっくりするときがあります。
日本拳法は、防具のおかげで怪我をする心配がなく、
どうしても実乱撃が中心となり、「受け」や「形」がおろそかになりがちです。
特に、白虎会の高段者はそれぞれ癖があり、
自己特有の決め技に持って行くための「受け」や「さばき」に特化した人が多いですが、
初心者が、手っ取り早く自分の必勝パターンを作るには、
本来のそれぞれの「形」を知り、身につけることが最短だと思います。
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問合せ
メール byakkokai@happiness-park-katano.com
TEL 副会長 西村まで 080-4142-2558
稽古場所
土曜日18時30分から 枚方市立長尾中学校
〒573-0161 大阪府枚方市長尾北町3-3-1
日曜日17時00分から 枚方市立招提小学校
〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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