昨年度、私の勤務校で校長をしていた先生が定年退職されました。
すごく厳しい先生でしたが、子どものことを本当に大好きな先生でした。
そんな先生の随筆を読みました。
その先生が教員になって間もない30年前のことを書いていました。
その先生は当時、「子ども達の能力より少し上の課題を与え、課題を達成することで成長させる」という方法で教育されていたそうです。
ある日、現役時代に南海ホークスの4番バッターで、31歳の時にアキレス腱を切断するほどの大きな怪我をしながらも、努力でよみがえり、2度のホームラン王をとった門田選手が野球解説者としてラジオに出ているのを聴いたそうです。
リスナーの質問に答えるというコーナーで、「どのような練習をしたら強いゴロが捕れて、守備が上手になるのでしょうか?」という質問が出ました。
それに対して門田選手はこう答えました。
「捕れるぐらいのゆるいゴロから練習していき、徐々にゴロを強くして、その強さに慣れるようにしていけばいいのではないでしょうか。」
先生ははじめ「なんとシンプルで当たり前の回答だなぁ」と思ったそうですが、しばらくして大変なことに気付いたそうです。
それは「自分は毎日その子の能力以上の強いゴロをノックして捕れないことを自覚させ、次にがんばろうという気を無理矢理引き出していたのではないか」ということでした。
それからこれまでの教育を改め、一人一人の子ども達の持っている能力に応じた、子どもに寄り添った指導をすることを心掛けたそうです。
私はこの随筆を読んで、自分自身似た部分を感じました。クラスの子にも、白虎会の子にも一人一人に寄り添って言葉掛けをしていきたいと思いました。
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