初心に返らねばのASAです。
先日の土曜日、伊加賀スポーツセンターでの稽古の後、
少年部の指導方針についての会議が開催されました。
少年部も増えてきており、コーチ陣の意志統一の意味合い、
その中で某コーチが、拳法の挨拶は何で「蹲踞」なんですかねの質問・・・・・
何でって、拳法が相撲を起源としているから・・・・
じゃ、どんな意味があるの・・・・・ということになりました。
学生の頃に買った澤山宗海宗家の著書、「日本拳法」が、
家にあったのを思い出しましたが、
かなり前から行方不明だったので家捜ししてみると、
処分予定だった子供部屋の本棚の奥に眠っているのを発見、
奇跡・・・・・何十年振りかに見直してみました。
この本は、当時において、それまでの空手や拳法の単なる技術書ではなく、
日本拳法を武道・スポーツ、体育といったそれぞれの立場から検討し、
理論的に書かれたもので、一見、何かの学術書かなという感じで、
当時、面白く読んだのを思い出しました。
ただ、熱心に読んだのは技のところばかりだったのですが、
はじめの方に「蹲踞」についても書かれていました。
要約すると「蹲踞」には2つの意味があり、
1つは、低い姿勢をとることで、自分の謙虚さと相手への敬譲を表すということ。
もう1つは、相撲の仕切りや短距離走のクラウチングスタートの様に、
人が急激に力を解放する前は、身体を縮めた状態から始まるのが普通で、
爆発的に力を解放した後は、再びもとの形に戻るということで、
その始めと終わりの身体を縮めた状態を「蹲踞」で表し、
心理的にも生理的にも勝負の技術を発揮するに適した礼法とのこと。
う~~~ン、深い・・・・
他にも、技の理論、考え方、分析、稽古要領等々、
昭和53年再版の古い本で、紙の色も茶色く変わっていましたが、
書いてあることは今でも通用するというか、新しい・・・・・
恥ずかしながら、もう一度1から読み直してみようと思います。
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土曜日18時30分から 枚方市立長尾中学校
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日曜日17時00分から 枚方市立招提小学校
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