蹴り

ASAです。

合宿でみんな和歌山の人の蹴りに感心していたようですね。
足の力は手の力の約4~5倍と言われています。
当然、思いっきりの突きよりも蹴りの方が強いのは当たり前、
そして、下から飛んでくる力強い蹴りは防ぎにくく、
上の突きに気を取られているときに下からコンビネーションで蹴られると
防ぐのは至難の業で、来るのがわかっていても交せません。

しかし、逆に突きにはない大きなデメリットもあります。
蹴りは、どうしても突きよりも動きが大きくなり、相手に察知されやすく、
片足になるのでバランスを崩しやすいこと、特に日本拳法の場合は、空手とは違い、
重い防具を着けているので、よけにバランスも崩れ、体力も使う。
それに防具の胴が膝を上げるときに邪魔になる。

一番の難点は、足の指をしっかり反らせた「中足」の部分で上手く防具を蹴らないと
突き指等しやすく、キックボクシングのように足の甲で面等を蹴ると
当てられた方よりも当てた方のダメージの方が大きいこと。
特に今の子供は、昔のように裸足で走り回ることはなく、
足指を使う下駄やセッタを履くこともないので、
だんだん足の指も不器用になっているのではないでしょうか。

では、どうすれば蹴りがうまくなるのか・・・・・・まずは何はともあれ柔軟性、
バレエのように自由に足が上がるようになれば、
バランスもとりやすく、蹴りに角度が付けられる。
そして、一番大切なのは足腰、蹴った時に身体がふらつかない足腰を作ること。

これまで、いろいろなジャンルの人と防具稽古し、各種の蹴りも味わってきましたが、
中でも印象に残っているのが、空手の突きのコンビネーションからの回し蹴りで、
突きが鋭く、その突きをかわすのに全力を使うので、
その後に必ず来る身体を横にずらしながらの回し蹴りに身体が全く反応せず。
そのパターンに入られると、お手上げだったのを思い出します。
やはり、蹴りそのものだけでなく、相手の注意をいかにそらせて蹴るか・・・・・
コンビネーションの稽古が大切だと思います。

蹴りそのものを鍛えるのに一番手っ取り早いトレーニングは、屈伸蹴り、
学生時代は毎日やっていましたが、これが、メチャクチャきつい・・・・・
まずは場数、稽古で必ず蹴りを出すということを意識させることだと思います。

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問合せ
メール  byakkokai@happiness-park-katano.com
TEL  副会長 西村まで 080-4142-2558

稽古場所
土曜日18時30分から  枚方市立長尾中学校
〒573-0161 大阪府枚方市長尾北町3-3-1

日曜日17時00分から  枚方市立招提小学校
〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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