靴を揃える

笠原です。



今回は合宿で白虎会の選手にさらに意識を高めてほしいなと感じた点について書きます。

結論から言うと、それは靴が揃えられていなかったことです。

長尾道場では、体育館の入り口で靴を脱いで揃えてから中に入るという形式だったのでそういった習慣ができていましたが、枚方総合体育館では、靴箱に入れるという形式なので、靴を揃えるという必要がなくなりました。

このことが原因なのか、拳法の時だけやっていて、家ではできていないのかわかりませんが、合宿で部屋を回ると靴やスリッパが揃えられておらず、煩雑に置かれているのを見て残念な気持ちになりました。

拳法だからやるのか、怒られるからやるのか、そういう義務的、他律的な認識でやらされているだけなら意味はありません。

もしそういう認識を持つように育ててしまっていたのなら指導者として反省です。

どうせなら心から納得できて、自律的、躍動的にやりたいと思えるように育てていきたいものです。

何のためにやるのかを自分ごととして考えられることが大切ですね。

そこで、一つ紹介したい文章があります。

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はきものをそろえる

はきものをそろえると心もそろう

心がそろうとはきものもそろう

ぬぐときにそろえておくとはくときに心がみだれない

だれかがみだしておいたらだまってそろえておいてあげましょう!

そうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう

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これは、長野県円福寺の住職だった藤本幸邦さんの詩です。

藤本幸邦さんは、戦後、戦災で親とはぐれたり親を失った子どもを引き取って寺で育てていました。

そんな中で、藤本さんは禅宗の『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』の教えを、子どもたちにわかりやすく伝えるためにこの詩をつくられたそうです。

「他事ばかりに意識を向けずに、自分の足元をよく見よ」

「心は乱れていないか、心の余裕はあるか」

と自分自身をみつめる、自分の行いを振り返ることの大切さを教えています。

自分が脱いだくつやスリッパを揃える

その場を見る人や次に使う人にといった相手意識だけでなく、

自分自身のためにという観点も大切だと考えます。

それが回り回って世界中の人の心も揃えることにつながると考えられたら素敵ですね☆

そんな行動が自然にできる子を育てたいものです。



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問合せ
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〒573-0161 大阪府枚方市長尾北町3-3-1

日曜日17時00分から  枚方市立招提小学校
〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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