事前準備

ASAです。

先週、下腿部静脈瘤の手術をしました。
手術といっても日帰りです。
静脈瘤とは、血管の弁が壊れて、心臓に戻るはずの血液が逆流し、
うまく流れなくなるもので、下腿部静脈瘤は、第二の心臓と言われる
脹ら脛表面の血管が壊れ、ボコボコと瘤になって浮いて見えるものです。
軽度であれば、美容上の問題だけですみますが、ひどくなると疲れやすくなり、
足がつったり、表面に潰瘍ができたりといろいろな問題が出てきます。

一昔前は、患部の血管を除去するため、一週間ほどの入院が必要で、
費用も片足だけで50万円ほどかかり、結構大変だったようですが、
最近では技術も進み、保険も利いて、費用も10分の1以下、
なによりも手術時間が30分ほどで済み、体への負担が全然違います。

方法はいろいろあるようですが、私のは、ストリッピングという方法で、
傷跡は、太股の付け根を1cm程切った程度、
他には、膝や脹ら脛の要所要所に点の様な穴をあけるだけで、
術後は、よく見なければわからないほど・・・・・
その穴から血管を切り、太股から引き抜いたのだと思います。

かなり痛いのではとビビっていたのですが、
術前の部分麻酔のための注射が一番痛かったくらいで、
後はさわられている感じと、何か引っ張られているなという感じだけ、
看護婦さんと話をしている間に終わってしまいました。

術後すぐに、抜き出された自分の血管を見せてもらいましたが、
赤いものではなく、白くて細長いゴムチューブのようなもので、
ついさっきまで自分の身体の中で活きていたものだと思うと
妙な気持ちになりました。

麻酔が切れれば、後は普通に歩いて帰り、次の日は普通に仕事。
普通にといっても患部を触れば痛いし、常に鈍痛があり、
かなりの違和感はありますが、稽古の後の強烈な筋肉痛よりはずっとまし、
傷口には防水テープを貼ってあり、即日のシャワー、翌日からは風呂もOK・・・・・

手術痕自体が、小さな切り傷、刺し傷程度なのでできることで、
すごい進歩だなと思いますが、進歩したのは、
手術前に、患部の位置や状態を正確かつ立体的に調べられる技術と
小さな傷口から体内を自由に覗くことができるファイバースコープの技術でしょうか。
エコー検査等で、前日までに切る場所をピンポイントで決め、
当日は、そこを最小限に切るだけといった感じで、
事前準備9割に手術1割といったところ・・・・・

何事も事前準備と工夫しだいで結果が大きく変わるもんなんですね。

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問合せ
メール  byakkokai@happiness-park-katano.com
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土曜日18時30分から  枚方市立長尾中学校
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〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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