脱力

ASAです。

白虎会では毎回、稽古前に念入りにストレッチをします。
その中に、白虎会開設当時からある白虎会名物の「又割り」というのがあります。
これは、二人が組んでやるやるストレッチの一種ですが、
一人が座って両足の裏を合わせ、その両踵を股間に引きつけた状態で仰向けに寝て、
同じ位の体重の者がその開いた両膝の上に乗るというもの。
又の筋肉が、乗る者の体重で強烈に伸ばされ、
初めて乗られる身体が硬い者は必ず悲鳴を上げます。
たいていの子供は、初めて上に乗られると泣き出しますが、
しばらくすると慣れてきて我慢できるようになってきます。

大人でも身体をのけぞらせ、悲鳴を上げるこの「又割り」、
身体の柔らかさでは自信のある私でもその日の調子により
我慢できないときもありますが、耐えるコツは、「脱力」・・・・・

私は、社会人になったとき、左肩の脱臼を放置したせいで関節が緩み、
パンチを出した拍子に簡単に肩が抜ける亜脱臼に悩まされた時期がありました。

亜脱臼すると筋肉が急激に緊張し、激痛となって動けなくなります。
普通は、整骨の先生に引っ張ってもらうか、病院に行かないと元には戻りませんが、
あえて深呼吸をしながら力を抜き、気持ちを肩からそらせると肩の筋肉が緩み、
痛みが和らぐ、すると余裕ができ、一人ででも右手で左肩を伸ばし、
自分で関節を入れることができるようになりました。

その時に、会得したのが「脱力」で、痛いときは、力を抜くこと、
力を入れても抜いても痛いときは痛い、それなら力を抜いた方が楽だし、体力も温存できます。

これは、怪我をしたときや治療を受けるとき、ストレッチをするときにも応用できます。
反発して力を入れるとますますその部分に神経が集中し、緊張して余計に痛くなる。
痛いと思えばどんどんと痛くなる。
だから、我慢できないときは、痛いところではなく別のところを緊張させて誤魔化す。
そして、痛いところは「脱力」・・・・・自己の防衛本能をいかに誤魔化し、限界を伸ばしていくか、

ストレッチをさせる方も限界の見極めが大事ですが、
長く拳法を続けるには、痛みと友達になること。
気持ちの持ち方、痛みのごまかし方・・・・・うまく使うことが大切だと思います。

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問合せ
メール  byakkokai@happiness-park-katano.com
TEL  副会長 西村まで 080-4142-2558

稽古場所
土曜日18時30分から  枚方市立長尾中学校
〒573-0161 大阪府枚方市長尾北町3-3-1

日曜日17時00分から  枚方市立招提小学校
〒573-1154 大阪府枚方市招提東町2-2-8
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